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正解を探す家づくりから、一歩引いて考える

2026-01-23


家づくりやリノベーションの相談を
していると、
「間取りはだいたい決まっているんです」
と話してくださる方がいらっしゃいます。

けれど、少しお話を重ねていくと、
どこかご自身の気持ちが追いついていなかったり、納得がいってないように感じることもあります。

はたまた、
ご夫婦間の意思疎通が取れていなかったり。


情報を集めて、事例を見て、
工務店さんにも施工方法や見積りを確認して、
「こうするのが安心」
と確かめながら進めてきた。

そのはずなのに、
なぜだか心のモヤモヤが晴れなくて、
ワクワクよりも少し疲れた気持ちになることもありますよね。



家づくりに迷いが生じているとき、
それは、何かが足りないとか
決断力がないからではなく、

「検討の順番」や、「決定の基準」
ごちゃ混ぜになって、
ご自身のペースに合っていないだけ
なのかもしれません。


間取りや設備には、
たしかに参考になる形や、
画期的な考え方があります。

近年では、
SNS上にも役立つ情報がたくさん見られ、
活用しているお客様も多くいらっしゃいます。

ただ、そこに載っている
整ったビジュアルやライフスタイルが
そのまま自分の暮らしに
しっくりくるかどうかは、また別の話です。

現実的には、建築条件も、
ご家族の大切にしている価値観
みんな違います。


また、
「新居でこう暮らしたい」という想いは、
最初からきれいな言葉に
なっていることの方が少なくて、

むしろ曖昧で、矛盾していて、
途中で変わっていくものだったりもします。


私は、図面を描く前に、
まずは
「どんな時間を大切にしたいか」
「今、何に引っかかっているのか」

そんな話を聞く時間を、
とても大切にしています。
(ソフト面)

そして、同時に
現実的かつ技術的な観点で
「できること」「できる可能性のあること」
「できないこと」

情報としてお渡ししします。
(ハード面)

お客様の内面と
建物や予算などの諸条件を
行ったり来たりしながら「設計」するのです。


それは、
遠回りをするためではなく、
より納得のいく家づくりの大切なプロセス。


家のかたちを決める前に
「検討する順番」「自分たちの物差し」
整理することから始めてみると
いいかもしれないです。

そうすれば、
ご自身の理想のかたちが
自然と積み重なっていきますよ!







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